鹿の王

こんにちは、濵﨑です！

今週のブログテーマは本ということで、１番最近に読んだ本、上橋菜穂子さんの

「鹿の王」

もう何年も前に購入したものなのですが、ハードカバーで分厚い本なので持ち歩けず…続刊が出ている事を知って最近読み終えました。

この小説の主役は、かつて１つの国を滅ぼした謎の病。

まだ病は神の采配とされる時代、

その謎の病を生き延びた男(ヴァン)とその病の原因と治療法を探る男(ホッサル)の話が同時並行で展開され、小説の後半で合流していきます。

全く異世界の古代(っぽい)設定の小説なのですが、浮かんでくる情景がとっても綺麗で。

映画化して欲しい…！

美しい世界観なだけでなく、細菌やワクチン、生き物の生態系や体内のメカニズムまで丁寧に書かれていて、ファンタジー小説を読んでいるとは思えないくらい勉強になりました。

この「鹿の王」というタイトル、群れを支配する者という意味では無く、「盛りを過ぎた鹿が、本当の意味で群れの存続を支えて尊ぶ者」となった状態のことを指すそうです。

主人公のヴァンがラストで見せる行動はまさにそれで。本当にヴァン、かっこいいです。

医療ミステリー系ファンタジー小説(全然違うけど設定JINっぽい…！)が好きな方には是非読んでほしい作品です。

以上おすすめの本でした。

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