Beautiful Boy

今週のブログテーマは「映画」という事でこちらのご紹介です。「ビューティフル ボーイ」。

昨年、海外のファッション誌で初めて見て、めちゃくちゃ気になってる方がいます。
この方!ティモシーシャラメさんです。

いやいやいや、着こなしが…佇まいが…神すぎますよね。これ見てスルー出来る方、逆にいます?笑
美しさ、繊細さ、純粋さ、色んな形容詞をぎゅぎゅーっと詰め込んだような方ですよね。安易にイケメンっていう言葉を使うのが申し訳ないぐらいです。


彼を見て、久しぶりに映画を見たい衝動に駆られ、彼の主演映画のひとつ「ビューティフルボーイ」を見ました。

タイトルから、美しい青春映画?と思う方もいると思いますが、ざっくりとしたストーリーは、沢山の才能・可能性秘めており、これから輝かしい未来を手にしたであろう18歳の美しい少年、ティモシー・シャラメが薬物依存に陥っていく話です。

同じ親として憧れずにはいられないほど、愛情深く育て見守ってきた父親役のスティーブ・カレル。
始めは年齢的・ポジション的にも、彼目線で見ていたのですが、誰しも大なり小なり経験があると思う、十代の頃に感じていた孤独や疎外感、周りへの煩わしさ、ダークなモノへの心地良さ、あの頃の感情を思いだすと、主人公の気持ちにも少なからず共感できるものはありました。

この映画を見ながら思い出していたのが、かなり昔に読んだRed Hot Chili Peppersのアンソニー・キーディスさんの自伝書です。
最初はかなりぶっ飛んでいてスリリングな内容に読みはまっていったのですが、中盤?もはや序盤?から、彼はドラッグとの戦いの人生で、成功を掴みかけても、ドラッグで全てが台無しになり、その都度ドラックを辞めなければいけない事、それが正しい道だと理解しているのだけれど、後悔と再使用を、何度も何度も何度も繰り返し、恋人、仲間、家族を巻き込みながら負のスパイラルから抜け出せずにいる話でした。
本のラストも今も戦いの途中というところで締めくくられていました。

ストーリーは違えど、映画を見終わった後、この本を読んだ時と全く同じ感情でした。
囚われながら生き続けなければならいけない事は、どれほど辛い生き方なのかと。

この「ビューデイフルボーイ」で1番印象に残っているセリフが
「あなたの問題は何?」との問いに「アルコールと薬物依存です」と答え、それに対し「それは問題からの逃げ方だろう」と。
そのセリフを聞いた時に、ガーンと頭を打たれました。誰しも人には話せない、上手く言葉に出来無いような経験や感情を抱えていると思います。決して彼が特別な人間だった訳ではなく、ただ側に薬物が(依存するものが)あったか、なかっただけの違いではないのかと。

キラキラしたティモシーシャラメについて熱く語るつもりだったのに、気がつけば長々と薬物依存についての話しになってしまいました( ̄◇ ̄;)
美しく、脆くそしてピュアな、ティモシーシャラメのエモーショナルな演技に引き込まれる事間違いないので、ちょっとダークな気分の時も、そうでない時もぜひ!内容とは裏腹な美しい情景描写や音楽も必見です。


しかし、今視聴アプリたくさんありますが、進化していますね!
本当はこの夏は、ティモシーシャラメの「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」を見に行く!と決めていたのですが、行けずじまいで、この映画を視聴アプリでチョイスしたんですが、こんなにお手軽に映画を観ることが出来るなんてただただ感動でした。というか進化のスピードに軽くパニックでした笑

個人的にはプライスの手頃さで、アマゾンプライムビデオ(ダウンダウンのまっちゃんのCMのやつですね)で視聴していますが、U-NEXT、Netflix、TSUTAYAなどなど

色々な会社のアプリがあり、割とどれも一カ月前後無料トライアルできるので、(合わない時は解約も簡単にできました!)作品数や、見たい作品の品揃えなど、自分に合ったモノをチョイスして、秋の夜長を楽しんで下さい^_^



                                      grasol (大波止) 内川